年に数人は、”整体を教えてほしい”という人がきます。
もうすでにプロの人もいますし、まったく初めてという方もいます。
大抵は知人の整体スクールを紹介しますが、
中には”ここで教えてくれ”という人もいます。
学校という制度が当たり前にあるので、なんでも教えてもらえる、教えてもらったらできると思い込んでいる人が多いように感じます。
でも整体のような技術は、昔の職人のように技は教わるものではなくて盗むものだと思います。
見て、どうやっていくんだろう、とか、なんで同じようにできないのか。
それをずーっと考えて、考えて、実践して、実践して、それを何百回も何千回も繰り返して、ようやく手の中に残るものが技術だと思います。
そして、それをもとに、患者さんの身体に教えてもらいながら成長していけばいいと考えています。
おもちゃを買ってもらうみたいに技だけならっても、それが通用しない人がきたら対応ができません。
対応できなくなったら、別の技を習うということを繰り返す人もいますが、それは本当の意味でのプロとは違うように思います。
もし、教えられることがあるとすれば、ほんのちょっとだけ。手掛かりぐらい。
あとは、その人の創意工夫のみだと思います。
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