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かんの虫。

2006.01.09 23:30|京都整体日記
 子供のころの強烈な記憶の中に、かんきりがある。

 何度か、母に手を引かれて連れて行かれた。

 おぼろげな記憶では、昭和初期のような風景の中、
小さな家の前に人が並んでいて順番を待っている。

 ならんでいる子供は皆恐怖で顔がひきつってる。

 僕の番がきた。

 目の前には魔法使いみたいなおばあさんが、
カミソリをもって座っている。

 僕の指をもって、第一関節あたりを、カミソリで、

 ”ギリッ”と切る。

 赤黒い血があふれてくる。

 「ほら、悪い血がたまってたんやで」

 「これで、カンの虫がおさまった」とおばあさんはいった。

 
 これが効いたのか、効かなかったのか、今もってさっぱりわからない。
 覚えてるのは、ひたすら怖かったことと、帰りにオモチャを
買ってもらったことぐらいか。

 友人に話しても、そんな怪療法聞いたこともない。という。

 あの”かんきり”はいったい何だったのだろう。



 

 



 

 
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Comment

わかる

あ、なんかとってもわかる。
私の場合はかんの虫ではないですが。

小さい頃、体調が悪くなると、祖母が診てくれるのです。
もちろん素人。

ある日、おなかが痛いといったら、
耳たぶをさわって「あ、これは食あたりや!」と一言。
すると母が塩とかみそりを持ってきて
祖母がまさに指にかみそりをあて、
「悪い血をぬく」といってやってくれました。
その時は何するねん!!と思いましたが、
伝統的な民間療法なのですかね~。

ひいいいいいい…。

初めて聞きました…。
「やいとをすえる」のとはまた違うのでしょうか?

わたしのいとこはかんの虫がきつい、といわれて「ひや・きおーがん」をしょっちゅうのまされてましたが、あれもなんだか「一服盛られてる」感がおおきく、こどもごころに傍から見ていても怖かった思いがあります。

昭和の匂い

私も知らないが、「昭和」らしい手法ですな。
のぞみさんと同じく、わが弟も「ひや・きおうがん」(『ひや』は忘れたが奇應丸と書いたような…)の
お世話になっておりました。
うちの母はしもやけを針でついて、黒い血(実際は赤黒い)を
出して、「悪い血」と申しておりました。
今なら、やらないでしょう…

瀉血!?

実際のところは知りませんが、瀉血(しゃけつ)というのだと思います。

戦争に負けて東洋医学が否定される以前(戦前)は、日本では東洋医学的な考え方で行なわれる民間伝承療法がかなりのこっていました。
今でも残っているのだと、吸い玉(カッピング)療法などがそうだと思います。
「悪い血を出す。」というのは、昭和30年代に生まれた僕でもよく聞いた記憶があります。
方法として、「瀉血」(皮膚を切って血を出す)というものや、「ヒルに吸わせる。」(あの生き物の蛭です。)、そして「吸い玉」(悪い部分から血が浮き上がってくる・・)などがあったと思います。
ヒル屋という言葉を遠い昔に聞いた記憶があります。
悪い血を出すというのは、ウミを血と供に出したことなどからの派生だと思いますが、なんとなく理解しやすい考え方ですね。

東洋医学的な考え方は、日本ではほとんどすたれてしまいましたが、中国などは6割が東洋医学の医者です。
民間伝承療法でも、科学的な根拠を見つけられるものがほとんどだと思うので、色々と調べてみると面白いかもしれませんね。
(そうは言っても、今は瀉血は医師法に触れますので出来ませんけどね。)

shihoさんへ

 おおお!すごい!体験者やったんですか、
しかも、
 おばあちゃんがやってくれるなんて。

それにしても、塩とカミソリって、塩は何につかうんやろ。

のぞみさんへ

 のぞみさん、”やいと”は灸やと思います。

よく悪いことしたときに、”やいと”すえられましたもん。

 こわいでしょ、かんきりは。
カッターみたいなもんで切られますから。

 ひやきおうがんは、まだまだ、優しい感じします。

怖くて、かんの虫どころやなかったです。

ひろさんへ

 仕事はじめおつかれさまです。
 腰の具合はどないですか?
 
 カミソリは、それほどしっかり消毒した感じもなく、昭和というより、アジアの匂いがしました。

あら木先生へ

 瀉血、以前、鍼灸師の友人からきいたことがあります。昔は、鍼灸師も瀉血してたらしいですね。今は法律にひっかかるようですが。

 それにしても、ヒル屋ってすごいですね。

 昔、何かのTVでアジアのどこの国だったかで、やってたのを見たことがあります。

 かんきりも、ヒルも衛生的な問題が大きいと思いますが、しらべてみるの面白そうですね。

 

 

ヒル屋…

人の身体に這わせて吸わせるんでしょうか?

そういえば、戦後直ぐに亡くなったうちの祖父は、
『まむし屋』だったそうです。

鰻屋サンのことではなく、「へびつかい」…。
へび同士を戦わせて見せるかなにかで、別に民間医療とは関係ないのですが…話題が逸れてすみません。
これも昭和初期かつアジアンな香りだなと。




そうか

塩、何とも思ってなかったけど、
いつもやるときは塩を悪いところにゴリゴリこすりつけていました。
消毒だと思って疑わなかったけど、
今考えると、消毒のわけないよね。
こわ~。
だいたい、この治療法自体がこわいね。
でも、おなかが痛くなると、私も耳たぶをさわる癖があります。
耳たぶが冷たいと、食あたりらしい。

のぞみさんへ

 ヘビ使いって、すごい職業ですね。
楽しそう。昔は日本ももっと奥行きがあったんですね。こわいような、あってほしいような、微妙な感じです。

shihoさんへ

 耳が冷たいと食あたり、そういう反射があるのかもしれないですね。

 足裏の反射区も、考えてみれば同じような感じですし、塩でゴリゴリやるのも今はわかならないだけで、ちゃんと意味があるのかもしれないですね。

 体は、ほんまに不思議です。勉強すればするほど奥が深くておもしろいです。
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プロフィール

院長 いなむら

  • Author:院長 いなむら
  • ■ 京都市内で、
    ”慢性痛専門”整体院
      京都コンディショニングを営む。

     体の奥深さと向き合う毎日。

     http://kyoto-seitai.com/

      
        
      
       


      
       



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